脳を味方にする 目標を立てても、2週間で忘れてしまう理由
- Lottie
- 1月5日
- 読了時間: 3分
年初に立てた目標や抱負。
最初は「よし、今年はやるぞ」と思っていたのに、
気づけば2週間後には、日常に飲み込まれている。
そんな経験はありませんか。
「また続かなかった」
「すっかり忘れている」
「やっぱり私は意志が弱いのかも」
もし、そう感じているとしたら、それはあなたの性格や根性の問題ではありません。
実は、脳の中で起きていることを知れば、「なるほど」と少し気が楽になるかもしれません。
なぜ目標は、2週間で消えてしまうのか
① 目標を立てるときに働く脳
― 前頭前野(考える・計画する脳)
目標を立てるとき、主に使われるのが前頭前野です。
ここは、・計画を立てる・未来を想像する・「こうなりたい」と考える
といった、人間らしい思考を担っています。
年初の目標設定は、この前頭前野がしっかり働いている状態。
だからその瞬間は、「今年はこうしよう」と納得感があります。
② でも、前頭前野は長時間使えない
前頭前野は、・とてもエネルギーを使う・疲れやすい・ストレスに弱い
という特徴があります。
仕事、家事、人間関係、情報過多。日常が始まると、前頭前野はすぐに消耗します。
すると脳は、もっと省エネなモードへ切り替わります。
③ 日常に戻ると主役になる脳
― 大脳基底核(習慣の脳)
前頭前野が疲れると、代わりに主導権を握るのが大脳基底核。
ここは、・いつもの行動・慣れた選択・考えなくていいパターン
を自動で回す、習慣の脳です。
この脳にとって、新しい目標や抽象的な未来は優先度が低い。
結果どうなるか。
目標は「重要だけど緊急じゃないもの」として後回し
いつもの生活が自動再生
気づいたら2週間経っている
これが「忘れた」の正体です。
④ さらに拍車をかける脳
― 扁桃体(不安・危険センサー)
もし日常で、・不安なニュース・忙しさ・自分を責める思考
が続くと、扁桃体という脳の警戒装置が活性化します。
この状態では、脳は「前に進む」より「今を守る」ことを優先します。
すると、未来の目標はさらに遠ざかります。
脳は「ゴール」より「今日」を必要としている
私たちの脳は、「遠い未来」よりも「今・今日・目の前のこと」を優先します。
だから必要なのが、reverse engineering(逆算)。
これは根性論ではなく、脳の役割分担に合わせた設計です。
方向・意味 → 前頭前野
今日の一歩 → 大脳基底核
「今日はこれだけやる」が決まると、習慣の脳が“いつもの行動”として処理し始めます。
good food / good news が効く理由
― 脳が動ける状態をつくる
前頭前野は、血糖の乱れ、炎症、睡眠不足、情報ストレスに弱い。
だからこそ、・身体を整える食事(good food)・不安を煽らない情報や言葉(good news)
が大切になります。
これはポジティブ思考の話ではなく、脳に「探しに行く余裕」を取り戻すための土台です。
だから、
目標や抱負が続かないのは、意志が弱いからではありません。
脳に「今日」が渡っていなかった
脳が動ける状態ではなかった
それだけ。
方向を決めたら、小さく逆算し、脳が安心して動ける環境を整える。
それが、脳を味方にするということなのだと思います。
あなたが「本来の自分」であるとき、
その力は、自然と動き出す。
今日は、それを思い出すだけ。

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