2020年12月29日ACSMはWorld wide Fitness Trend 2021を発表。
オンライントレーニングが2020年の26位から1位の順位を上げているなど、今回の結果は、COVID-19の影響を物語っている内容になりました。
毎年American College of Sports Medicineは、フィットネス業界に関連している人を対象にアンケートを実施し、年末に翌年のトレンドを発表しています。
2021年のトレンドトップ10は次の通りです。
1. Online training
2. Wearable technology
3. Body weight training
4. Outdoor activities
5. HIIT
6. Virtual training
7. Exercise is Medicine
8. Strength training with free weights
9. Fitness programs for older adults
10. Personal training
残念ながらヘルス・ウエルネスコーチングは2020年の9位から11位に下がってしまいましたが、2010年にトップ20位に入って以来順位を上げてきていることから、そのニーズは確実だと思います。
また、他の国の動向ですがブラジルや中国ではヘルス・ウエルネスコーチングはトップ10位に入る等そのニーズは高まっていると言えます。
今回の調査からもう一つ興味深いデーターがあります。
それは、Functional FitnessやExercise is Medicineが上位に入っているということ。
Functional Fitnessは、アメリカでは14位ですが、6つのインターナショナル調査では2位や9位と上位に入っているということは、フィットネス業界においては「今後このfunctional fitnessを含めた統合的なアプローチのニーズが高まっていく」と今回の調査はレポートで報告されています。(ここで言うfunctional fitnessとは、バランス、コーディネーションを強化するストレングストレーニングや年齢やレベルに応じたトレーニングで毎日の日常生活における活動レベルを維持・向上するようなトレーニングを含む機能的トレーニングを意味します)
密を避けたいというニーズから、1:1のトレーニングや小規模のクラスの需要が増えると今回の調査報告書にあり、また、従来の体だけのアプローチではなく、健康寿命・スポーツ寿命を延ばす為に必要な統合的なアプローチも今後は求められると予測されます。
ヘルスコーチは、クライアントの価値やニーズ、ビジョンそして短期長期的ゴールを設定し、健康寿命・活動寿命を延ばす為の行動科学に基づいた行動変容を促すコーチングを行うことから、そのニーズは今後も期待できると思います。
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