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「ヘルス」 「ウエルネス」 「ウエルビーイング」 何が違うの?

この数年やたら「ウエルビーイング」という言葉を見聞きするようになりました。


そのちょっと前までは、「ウエルネス」という言葉が流行っていたと思います。


働き方改革法の議論とともに日本の政府、経営者や人事系のコンサルタント会社等が


「健康経営」こそが生産性を向上し、社員のモチベーションを上げる、医療費負担を軽  

減し収益向上につながる、離職率を減らす等企業イメージ向上につながる


それには「ウエルビーイング」が必要と、この言葉が良く使うようになったと思っています。そして、産業医の先生もこの言葉を使い始めています。


ウエルネスもウエルビーイングも海外から来ている概念だということはご存知かと思います。でも、その違いはあるの?と疑問に思いませんか?


そこで、少し調べてみて私なりに考えをまとめてみました。


「ウエルネス」


これは健康を身体面だけでなくより広義に総合的に捉えた概念で、米国のハルバード・ダン医師が「輝くように生き生きしている状態(1961)」と提唱したのが最初の定義です。


近年では、2015年グローバルウエルネスインスティチュートが「wellness as active pursuit of activities, choices and lifestyle that lead to a state of a holistic health(総合的な健康状態につながる活動、選択、ライフスタイルの積極的な追求としてのウェルネス)」と定義しており、琉球大学の荒川先生はこれを「身体の健康、精神の健康、環境の健康、社会的健康を基盤にして、豊かな人生をデザインしていく、自己実現(2017年)」と定義しています。(*1*2)


「ウエルビーイング」はどうでしょうか?


これも、心身ともに良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されているようです。この言葉は、従業員が「自分は幸せだと感じる」「創造的で業務のパフォーマンが上がる」「組織によい影響をもたらす」という尺度で使われています。


これは、「あなたは『human doing』ですか『human being』ですか?という質問の趣旨と同じだと思っています。


Huseyin Naci, PhD と John P. A. Ioannidis, MD, DSc はこのように定義しています(*3、4,5,6)


“Wellness refers to diverse and interconnected dimensions of physical, mental, and social well-being that extend beyond the traditional definition of health. It includes choices and activities aimed at achieving physical vitality, mental alacrity, social satisfaction, a sense of accomplishment, and personal fulfillment”. (ウエルネスとは、伝統的な健康の定義を超えて、身体的、精神的そして社会的にウエルビーイング(健全な状態)であること。それは、身体的に元気で、精神的に平穏で、社会的に満足で、達成感を感じ個人の充足感を実現する為の選択と活動を実現することができる基盤)


要は、健康は目的ではなく手段で基盤となりウエルネスという広義の概念が生まれた。そして、ウエルネスは豊かな人生・輝く人生をもたらすもので、ウエルビーイングはそれを実現する為の状態を意味していると個人的に思っています。


つまり、ウエルネスは健康を自己実現のための手段と捉え、ウエルビーイングはその手段を達成する為の個々の状態と整理することができるのだと思います。 そして、輝く人生もそれぞれ生物学的個性を考慮して、ライフステージにあった選択をしていくことだと思っています。


皆さんはどう思いますか?


色々な言葉が流行しますが、ヘルスコーチとしてアスリートウエルネスという概念を日本でもしっかり啓蒙をし、1人でも多くのアスリート・スポーツ愛好家、コーポレートアスリートと言われるビジネスエグゼクティブやリーダーそしてプロフェッショナルの方のサポートをし続けたいと思っています。そして、彼ら・彼女らがロールモデルとなってよい波動となることを願い日々活動をしています。


その目的で啓蒙冊子を作製しました。近々公開する予定です。楽しみにしていてくださいね。








参考文献

*1荒川雅志(2017). ウェルネスツーリズム~サードプレイスへの旅, フレグランスジャーナル社 *2英訳発表(Arakawa,2019) the latest definition put forward by Arakawa from the University of the Ryukyus (Japan) being that Wellness is “designing a rich life on the basis of physical health, mental

**3Naci, Huseyin; Ioannidis, John P. A. (2015-07-14). “Evaluation of Wellness Determinants and Interventions by Citizen Scientists”


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